各エリアの「うごく」を取り上げて、住む・暮らす・移動するをテーマに各地域をご紹介します。

明治の中頃まで県庁所在地であった栃木市。栃木県の名前の由来は、市の中心部に位置する神明宮の屋根にある2組の千木(ちぎ）と８本の鰹木(かつおぎ)が遠くから見ると10本に見えたことから、神社の辺りを十（トウ）、千木（チギ）と呼ぶようになり「トチギ」となったという説があります。
栃木市では、30年程前から街の観光地化をはかり「蔵の街、小京都」などと名打って活動をしてきました。

最近では、美人画の浮世絵師「歌麿」の肉筆画を多く所蔵し、かつて歌麿がこの街に滞在し、創作活動を行ってきたことを広く伝えています。他にも山本有三、田中一村、など多くの芸術家を輩出しアーティスティックな街としても注目です。季節ごとのひな人形まつりや秋祭りなど、人気のイベントも数多く開催されています。
平成の市町村合併により人口も増加、2014年4月には岩舟町を含み、新生栃木市としてスタートしました。

※ボタンの写真について（アイキャッチイメージについて）（栃木瓦は、江戸末期に瓦に適した粘土や、燃料用の材木を多く算出し、関東で沢山使用されていた）